これまで、男女平等に関わる女性の社会進出について、
おかしいか、正しいか、そうあるべきかについて考えてきました。
しかし、そもそも性の多様化を認めるべきであり、
このような、男女平等や女性の社会進出など
性別を男女二つで分けた議論をするべきなのかという指摘があると思います。
性の多様化の時代における男女平等論の立場
しかし、私は考えるべきであると思います。
まず、女性が就職において不利であるかそうでないかと性の多様化について考えた際、
現在就職する際の履歴書に男か女かを選ぶ欄があります。
そのため、就職しようとする際には性別は男か女に分けられているというのが現状です。
そして、そこでどちらを選んだかによって有利不利が発生する可能性があるなら、
女性の社会進出について考える必要はあるのではないでしょうか。
また、男女平等という議論についても、
差別は、される側ではなくする側の意識です。
そして、男女の不平等は性の多様化をそこまで認めていない社会からの歴史的な流れを汲んでいます。
そのため、差別がありそれをする側が歴史的な流れを汲んで性別を男女二つに分けているとしたら
差別する側が考える男女の平等について考える意味もあると思います。
平等論 男女平等編のまとめ
女性の社会進出から男女平等について考えるのまとめは、
そもそも、女性が就職に不利であることは
特別なことが起きたわけではなく、現状そうであることは歴史的に考えるとある意味自然な流れです。
その上で、それが正しい状況かと聞かれると
企業の判断として正しいかはどちらとも言えません、
倫理的には、大多数の人には避けては通れない場面で自己完結していない理由で有利不利が決定してしまうことに正しいとは考えない人が多いと思います。
そして、そうあるべきかどうかは、
経済的視点、分断的視点から見ると今後の日本や世界のためにはそうあるべきでない理由の方が多いように考えられます。
平等論
平等について考える際には、
歴史的背景、実際の機能的差異、そして倫理的視点や、今後の経済や平和のためはどうあるべきかなど
さまざまな視点が考えられます。
そして、相手の視点と自分の視点を理解できていなければ議論は噛み合いません。
また、この中でどの視点を重視するかで結論も変わってくるでしょう。
倫理的な視点で言えば、今回は触れなかったが善悪の問題にも関わってくると思います。
このように、平等について考える際にはさまざまな要素が絡み合っているということを意識するべきで、
一つの賛成理由や一つの反対理由でどちら側かについてしまうべきではないと考えています。
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