幸福論②から、わたしたちが幸福な人生を送るためには、まずオタクを目指すべきだということを理解してもらえたと思う。
では、オタクになれば幸せになれるのだから、成功に必要そうな勉強などの嫌なことはやらなくても良いのかというと、そうではない。
その理由は、幸福でいるためには不幸を取り除く必要があるからだ。
幸福な人生を送るためには、不幸を減らしながら、幸福を増やしていかなくてはならない。
不幸論
私は、不幸には2段階あると考えている。
心身が不健康な状態とは、怪我や病気や疲労が溜まっていたり、大きなマイナスの感情を抱えている状態のことだ。
このような不幸な状態でいる時間は自分が幸せだと感じることが難しだろう。
その上、このような状態では、夢中になれなかったり、良いことをする気にならない。
例えば、リストラを告げられた帰り道に好きな本に夢中になれるだろうか。
平日に早朝から深夜まで働いている人が、やっとの休日にボランティアをする気になるだろうか。
このように、人生から幸福の量を減らしてしまうことにもつながる。
自分の仕事に夢中になれていない人が、生活のための仕事で夢中になれることをする時間がなかったり、
夢中になれることをするためには、自分一人ではできないが、補完おメンバーが集まらなかったりすることだ。
他にもさまざまな例はあるだろうが、幸福な状態になることができないことでストレスも溜まっていくだろう。
このような、幸福な状態になれないことも不幸であると私は考えている。
努力
そして、これらの不幸を防ぐために努力が必要だ。
まずは、1段階目の不幸である、体が健康でいるために適度な運動や食事や睡眠の管理、
次に心が健康でいるために、リストラされないように真面目に働いたり、
多くの人に嫌われないように、清潔感がある見た目になるように努力したり
人に馬鹿にされないように、勉強や運動などでそれなりの能力を身に付けたりすることだ。
そして、2段階目の不幸を防ぐために、ある程度時給が良い仕事につけるように努力したり、
友人や仲間を作るための努力も必要だ。
また、幸福を大きくするためにも努力は有効だ。
身体能力が高い方がスポーツを楽しめるかもしれないし、
料理がうまい方が料理が楽しいかもしれない。
頭が良い方が楽しい趣味もあるだろう。
その上で、オタクでいる中で、成功できそうになった時も努力によって成功できるかもしれない。
このように、努力は不幸を防ぐことと、幸福をおきくするためにするべきである。
幸福論まとめ
幸福になるためには
1 不幸にならないために努力をする
2 夢中になれることを見つけて夢中になる
3 良いことをする
4 その上で、成功できそうなら成功する
5 快楽は得られるようなら得る。
この優先順位を決して間違ってはいけない。
というのが私の結論だ。
その上で、3までは誰でもできる上に、3までできればその人の人生は幸福だといえる。
この優先順位を意識することで、あなたは人生における大きな選択を間違わずに済むだろう。
職場を選ぶ際にも、いくら給料が良くてもブラック企業を選ぶことはしなくなるだろうし、
快楽を得るために不正行為を行うこともないだろう。
幸福な生き方について考え理解することで初めて、目指すべき生活と今とるべき行動が分かるようになる。
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