序章 幸福な生き方を知るべき理由
あなたは、何のために生活していますか?
お金を稼ぐためかもしれないし、家族のためかもしれない
モテるためや趣味のため、たくさんあるだろう。
そして、そのどれもが幸福な人生を歩むためではないだろうか。
幸福な人生を歩むことは、人間の最終目標であると私は考える。
その人生において、幸福な生き方について知らずに生きていくことは、肉じゃがを知らずに肉じゃがを作ろうとしているようなものだ。
そのような状態では、人は周りの人が人参を切っているから自分も切る。
それでは、人参の大きさや量も判断できなければ、周りの人が間違っていれば自分も間違ってしまう。
このようなことが人生でも起こってしまう。
周りの人が勉強しているから、とりあえず勉強しよう。
周りの人が遊んでいるから自分も遊ぼう。
このように、本当に幸福に近づくか分からず、量の判断もできないままさまざまな行動をとってしまう。
しかし、幸福な生き方について知っていれば、行動や量を間違えずに済む。
肉じゃがについて知っていれば、人参の切る量や大きさも分かるし、間違ってイチゴを切る事もない。
これらのことから、幸福な生き方について知ることは生きていく上での行動の判断になるため非常に重要であると言える。
今幸福な人生を歩んでいない人は、幸福な生き方を知ることで今より幸福に生きられるだろう。
今たまたま幸福である人も、今後ずっと幸福であるとは限らない。
幸福な生き方を知っていれば、もし今後幸福ではなくなった際に幸福に戻ることや、今後不幸になることを防いでくれるだろう。
そのため、私が考える幸福な生き方について書いていく。
目指すべき幸福な生き方
では、あなた幸福な生き方を目指す際、どんな人を目指すだろうか。
スポーツ選手や、有名アーティスト、大企業の社長などの成功者である人が多いのではないだろうか。
しかし、あなたがまず目指すべきはこのような成功者ではないと私は考える。
あなたがまず目指すべき人物像は、オタクで良い人である。
このことについて説明するためには、まずは幸福とは何かについて説明する必要がある。
幸福の種類
幸福には三つの種類がある。
それは、快楽と夢中と意味だ。
ここで、意味とは何か疑問に思った人もいるだろう。
意味とは、人生の意義であり、
人を喜ばせたり、何か達成しようとすることだ。
そして、この中で目指してはいけないものがある。
それが快楽だ。
幸福の種類① 快楽
その理由は、快楽を感じるためには、快楽が大きくなり続ける必要があるからだ。
今、あなたが好物を食べることを想像してほしい。その1口目と6口目で同じような快楽を味わえるだろうか。
このように、快楽を目指してしまえば、どんどんそれを感じることが難しくなってしまう。
また、ある実験では、快楽と人生の幸福度にはほとんど相関が見られないというデータが出ている。
そのため、幸福な人生を歩むために、幸福の1つである快楽を追求してはいけない。
幸福の種類② 夢中
あなたも今まで、何かに夢中になったことはあるだろう。
それによって、感じられる幸福感は大きい。
また、快楽よりも感じる難易度が低い上、もし飽きたとしても新たな夢中になれることを探すことができる。
そのため、夢中はあなたの人生を幸福にしてくれる
幸福の種類③ 意味
まず、意味と幸福についてよく分からない人も多いと思うので説明する。
ここでの意味とは、自分の人生に意義を見出し、それを実行することだ。
例えば、人を喜ばせることや、人々の生活を便利にする子でも良い。
このような意味のある人生を送ることを目指すことだ。
それが、本当に幸福なのか疑問に思う人もいるだろう。
では、あなたが今日何か良いことをしたとしよう。ボランティアでも良いし、家族や友人を助けることでも良い。
そして、それから1ヶ月経ったとする。
今日やった良いことをあなたは覚えているだろう。
その上で、喜んでくれた人の反応も覚えているだろうし、それを見た際のあなた自身の喜びも思い出せるだろう。
では、あなたはひと月前に感じた快楽を覚えているだろうか。
快楽による幸福に比べて、意味による幸福は長続きするのだ
このように、意味の幸福を体験とそれは長期間にわたってあなたの人生の幸福度を上げてくれるのだ。
この続きは幸福論②へ。
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